ミニピンクちゃん徹底攻略
GrassRootsのミニピンクちゃん『G-SN-62TO』がいよいよ発売となりました!
これにより念願の「ESP-EDWARDS-GrassRoots」の3大ブランド制覇となりました(号泣)
ESPでは5本のシグネイチャーモデル、EDWARDSでは2本のプロデュースモデル、
そして今回ので解説させて頂くGrassRootsのプロデュースモデルであるミニピンクちゃんですね。
すでに全国のESP製品取り扱い楽器店で予約が可能です。
https://espguitars.co.jp/dealers/
~ミニピンクちゃんのきっかけ~
ミニピンクちゃんの開発~発売のきっかけとしては、約1年前に行なった「ESPギタークラフト・アカデミー×大村孝佳 徹底監修ギター製作体験」まで遡ります。そのイベントで製作した89%サイズのミニギターが非常に良かったのです。良かったというのはどういうことかと言いますと、ボディ鳴りや弾き心地、アンプの出音が普通に良かったのです。この「普通に良かった」という部分が一般的なミニギターでは意外と難しく、89%というのは結構絶妙な気がします。
また、元々「初心者用ギター」を作りたかったこともあり、89%サイズならそれも可能だということで製品化に向けて進み始めました。ミニギターはミニギターでも鳴りや出音、弾き心地が通常のギターに近いので、練習して感覚を養えば通常サイズへの恐れを払拭出来ると思います。
ここで豆知識ですが、『G-SN-62TO』の名前に関して説明します。
頭の「G」はGrassRootsの頭文字で、次の「SN」はSNAPPERタイプ、「62」は定価である¥62,000の省略ですね。「TO」はTakayoshi Ohmuraになります。こうしてモデル名がわかると他のシリーズやモデルも非常に理解し易くなると思います。
まずは僕の製品紹介コメントです。
僕のピンクちゃんが手の小さな子どもや女性をはじめ、手指の筋力・関節力・柔軟性が
十分に付いていないギター初心者の方が演奏しやすい「ミニ」ピンクちゃんとなりました。
サイズ感もコンパクトで重量も軽く持ち運びも良い上に、ギターとしての鳴りや出音、
弾き心地も非常に音楽的なので、普段は通常サイズのギターを演奏している方にも
長時間弾きやすいギターとして活躍してくれますよ。
そのまま使うも良し、僕のようにデコレートしてさらに可愛くするも良し!
初めてのギターやお手軽なギターで迷ったらコレ!!
ー大村孝佳
もう言いたいことを全て詰め込みました。正直これ以上何もありません。
今ならBIGBOSSお茶の水駅前店さんで僕の実機を試奏可能ですので、
関東在住の方やお近くまで来られた方は是非試奏してみて下さい。
~ミニピンクちゃんのスペック~
というわけで、ミニピンクちゃんのスペック表を見ていきましょう。
BODY:Alder
NECK:Hard Maple
FINGERBOARD:Pau Ferro, 22frets
SCALE:577mm
NUT:Bone (42mm)
INLAY:Dot
CONSTRUCTION:Bolt-on (STAR CUT)
TUNER:Rotomatic Type
BRIDGE:Synchronized Type
PICKUPS:(Neck) GS-1G, (Middle) GS-1G, (Bridge) GS-1G
PARTS COLOR:Gold
CONTROLS:Master Volume, Master Tone, 5WAY Lever PU Selector
COLOR:Twinkle Pink
■木材
まず、ボディ材とネック材には僕のシグネイチャーモデルでも使われているスタンダード材のアルダーとハードメイプルです。そして指板材にはパーフェロー(モラド)が採用されています。パーフェローはローズウッドの代替材として使用されており、近年のFender(スティーヴィー・レイ・ヴォーン氏モデルには昔から採用されています)やSuhrでよく見られる樹種ですね。僕もネック材と指板材をいくつか所有しています。
■要のスケール
次にスケールです。スケールというのはナットからブリッジまでの長さのことを指します。ミニピンクちゃんはボディの大きさも勿論小さいのですが、この約577mmというスケールの長さがこのギターの肝となります。通常のFenderスケール(ロングスケール)が約648mmで、Gibsonスケール(ミディアムスケール)が約628mm、Fenderのムスタングやジャガーのショートスケールが約609mm。それよりも更に短い577mmです。通常のロングスケールの2フレット分をカットしたのが577mmとなるので、圧倒的にストレッチフレーズがやり易くなるのも分かります。
■ESPシグネイチャーモデルとの類似パーツ
また、ナット幅自体は42mmと通常の6弦ギターと変わらないので、ピッキングやストローク幅、フィンガリングの感覚自体は同じように行なえます。ネックジョイント部もボルトオンで「スターカット」というシグネイチャーモデルと同じカット加工がされているので、ハイポジションでの繊細なフィンガリングもスムースです。
そしてそして、非常にありがたいことにトラスロッドは「ダブルアクション(両効き)」となり、配置もネックエンドの部分なので素早いネックの調整が可能です。こういう部分もシグネイチャーモデル同様なので採用してもらえて最高です。
■その他パーツ
ペグとブリッジに関しては昔ながらのタイプとなります。ロックペグに慣れている人はロトマチックペグが少々難しく感じるかもしれませんので、むらっ家のモバスクで弦交換を実演してみようかなと思っています。ロトマチックペグはフォークギター(アコースティックギター)やトラッドなギターではよく使われているので、何かあった時のために覚えておくと良いかもしれません。ブリッジはEDWARDSのプロデュースモデルと同じようなタイプになります。
■音作り
ピックアップは「GS-1G」というGrassRootsのギターではよく使われているモデルです。通常のシングルコイル・ピックアップと同様に高域が元気なので(意外とローが出る印象)、アンプのセッティングではPresenceやTrebleをカットしてあげると丁度良くなると思います。僕の場合、普段使用しているFriedman「SS-100」だと高域がクッキリ出てしまい落ち着きのないサウンドになってしまうことから、Suhr「SE-100」のように中低域がドッシリしていて比較的ウォームなサウンドのアンプを使い滑らかさを強調してバランスを取りました。
GrassRootsの大村孝佳プロデュースモデル「ミニピンクちゃん」の試奏音源です🎸ピュア・シングルコイルP.U.ということで、いつも使っているスタックタイプより高域が広く出てご機嫌なので、今回はSuhr SE-100で録りました🌈音を録るのは初めてですがめちゃくちゃ良いでしょ😊#espguitars #大村孝佳 pic.twitter.com/nSfpWDwZjI
— 大村孝佳🚬🍺✋(΄⌒◞౪◟⌒`) (@TakayoshiOhmura) April 6, 2019
~発売記念イベント開催に関して~
「大村孝佳プロデュースモデルGrassRoots G-SN-62TO 発売記念イベント」
開催日:4月20日(土)
場所:BIGBOSS お茶の水駅前店 3Fイベントスペース(東京)
開演 15:00
bigboss.jp/tokyo-em/6148/
※締め切りは2019年4月10日(水) 19時00分までとなります。
「ESP×REVOLE presents 大村孝佳 G-SN-62TO発売記念イベント」
~Takayoshi Ohmura “Twinkle Night” 2019~
開催日:5月12日(日)
場所:秋葉原 Player’s Club IkeBECK(東京)
開場 17:00 / 開演 17:30
https://www.ikebe-gakki.com/event-ikebe/seminar/190512takayoshi-ohmura-twinklenight2019/index.html
※締め切りは2019年4月18日(木) 23時59分までとなります。
I wish I could buy this and your other models. But CITES regulations make this impossible. One day I hope! Please keep making interesting versions of guitars. I would love to see different colors with twinkle sparkle flake! Good luck with sales and congratulations!